フレキシタリアンと名乗る意識高い系みたいな女子に会った

世界旅行あれこれ

タイトルで8割ほどの内容を伝えているような小話ですが、個人的に気になった話をします。




「フレキシタリアン(flexitarian)」って聞いたことありますか?


ヴィーガン、ベジタリアン、ペスカタリアン、フルータリアン・・・他にも細かく分類できますが、基本的には肉や動物由来の食材を避けたりといった様々な食生活・生活習慣をする人たちがいます。

宗教上の理由、健康のため、環境のため、動物保護・・・など、実践する動機や理由は人それぞれですが、近年は有名人や意識高めの人たち以外でも気軽に幅広く実践する人が増えている気がします。


しかし数年前、海外にて自らを「フレキシタリアン」と名乗る人に初めて出会いました。

ちなみにflexitalianとは、flexible(柔軟な)vegetalian(ベジタリアン)を合わせた造語のようです。



2年前、メキシコのホステルで会った彼女はニューヨークからメキシコに旅行中の20代。

話し方やリアクションが大げさな感じで「ポジティブバイブス上げてみんなハッピー☆」みたいな、いわゆるステレオタイプな感じの意識高い系のキラキラポジティブ白人ギャル。

(いい人だけど、こういう女子って本音を話せるような友達には絶対なれない・・・。という個人的な印象)


みんなの前で彼女が言っていたのはこうでした。


「私ってフレキシタリアンで、お肉とかは食べないんだけどフレキシブルに(柔軟に)対応できるの!周りに合わせて食べたりするし、その場の状況によってはお肉食べる時があるの!」




・・・それってわざわざ「フレキシタリアン」と名前をつけて発表するようなことなん?




要約すると、


「普段は肉あんまり食べないけど、気分次第で食べる。」


ってことだよね?




・・・それ、結構よくあるというか、普通じゃない?w





ちなみにですが、彼女はそのメキシコ旅行中、ほぼ週5くらいは肉の入ったタコスとかサンドイッチとかを食べていた模様です。w



・・・もうそれは、わざわざ「フレキシタリアン」なんて名乗らなくてもいいと思うんだけどな・・・。






純粋にヴィーガンやベジタリアンの食生活をしてる人もいますが一方で、中には意識高いアピールというかマウントとりたい人も多少いるのかなとは思ってたんですけど、やってることが中途半端すぎるとそれはそれで恥ずかしいような気もします。。



「なるべく肉は食べないようにしてるんだけど、たまに食べることはあるよ」

でいいんじゃないかな? と個人的には思いました。
(実際に私もそういう食生活してるし)




ちなみに他のアメリカ人の友達に聞いてみましたがflexitarianという言葉は「聞いたことない」「何それw」という反応の人が多かったです。

今ちょっとググってみたところ、日本語だと「準菜食主義」とか「ゆるベジタリアン」とかいう言葉があるようで、「普段は菜食主義だが、ときには肉類を食べる」とか「常に菜食というわけではない」と、同じようなことが書かれてました。。。




「私は○○だ!」と思うものを信じたり発言すること自体は、別に悪いことじゃないし全然いいと思います。

なので、念のため言っておきますが「フレキシタリアン」を名乗っていた彼女を私は否定しているわけでもないです。


ただ最近なにかと、新しい言葉で自分をカテゴライズしたがる人、また意図的にそういう言葉でマウント取ったり意識の高さをアピールするような人も多いですが、響きのいい格好良さげな言葉で自分自身にラベルを貼るよりも、もっと単純にその行動の本質を見つめてみるのも大事なんじゃないかなと思います。


“柔軟に” 対応していきたいところです。


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