HSPとわたし【HSS型HSP】

非社交型マインド

今回は、HSP(Highly Sensitive Person)についてお話します。


筆者の私Natyは、幼い頃から非常に繊細な性格で、周りの人の気持ちを敏感に感じ取っては自分が辛くなったり、静かに過ごせる一人の時間が無いと耐えられないほど苦しくなったり、ささいなことを何日も気にして悩むことばかりでした。

楽しいはずの学校生活も傷ついてばかりで楽しめず、社会人になっても人に気を使いすぎて気づくと無理しすぎて消耗していて・・・そんな自分が嫌でした。


しかしここ数年「HSP」という気質があることを知るようになり、「これ、私じゃん」と自覚。

ネットを見ていると「他にもこんなに多くの人が同じように悩んだり頑張ってたんだ」と気づいたことで、少し勇気付けられるようになりました。


だけど一歩外に出てみると、やっぱり繊細な人にしかわからない葛藤もあるんですよね。


この記事では、HSPとはどんなものなのかについてと、実際に私が生活している上でどんなことがあるかを書いてみました。


HSPとは?

HSP(Highly Sensitive Personとは、敏感に刺激を受けやすかったり、共感性や感受性が非常に高く繊細な人の気質のことです。

  • 空気を読みすぎる
  • 共感性が非常に高く、相手の感情を察しやすい
  • 人混みや人付き合いで疲れやすい
  • 些細なことを過剰に気にしてしまう
  • 音や光や匂いなどの五感や、カフェインや添加物などにも敏感

など 他にもたくさん、幅広く特徴があります。


病気ではなく、先天的な気質なのですが、人口の20%(5人に1人)はHSPだと言われています。

見た目ではわからなくても、意外と身近にいるかもしれないですね。



自分がHSPなのか気になる方は、以下のサイトで簡単なHSP診断(セルフチェック)ができます!
エレイン・N・アーロン博士の公式サイト(日本語版)


HSS型HSPとは?

上記のリンクの診断だと、私は27問中23項目が当てはまっていました。

出てくる質問も、「そう、本当それ!」と、今まで言葉にして説明したことのなかった自分の性格を、言い当てられているかのような気分でした。


「でも、Natyって一人で海外を旅したり、キューバの極端な環境の中で生活してたんじゃないの?HSPでもそういう刺激の強い状況にいるのは平気なの?」

と思う方もいるかもしれません。
私も時々、自分の行動が矛盾していて、なんでなんだろ?と不思議に思うこともありました。


どうやらHSPにはいろんな種類があるようで、調べたところ、HSS型HSPといったものがあることを知りました。

HSS型HSPとは、HSPの性質を備えつつも、飽きっぽく好奇心が旺盛だったり、刺激を求めてアクティブな行動を好むタイプだそうです。

繊細で内向的なのにアクティブ?と矛盾していますよね。
衝動的に飛び出すくせに、大怪我して帰ってきて泣いてるタイプです。笑

HSS=好奇心旺盛で外交的 な性質を兼ね備えているため、海外など未知の世界に行くのが好きな人も多いみたいですね。
また、飽きっぽくてずっと同じことをしていられないなど、常に新しいことや刺激も求める傾向があります。

【HSS型HSP】の場合、そこに【HSP】の特徴が合わさるので、

  • 好奇心が強いのに警戒心もすごく強い
  • リスクをいとわず行動してみるけど疲れやすかったり傷つきやすい
  • 外交的にも見えるけど本当は一人が好き

矛盾しているようですが、このような特徴があることが多いです。


HSPの中の30%がこのHSS型だとか。(つまり人口全体の6%)


経験上、一見強そうに見えている人でも、内面は繊細で傷つきやすい人が多いように感じます。

私自身も、なぜか見た目だけで「クールな人かと思った」とか「気が強そう」なんて散々言われてきましたが、実際はかなり繊細で傷つきやすく感受性の豊かなひきこもりだと思っているので、人の内面って他人からは簡単に判断できないものですよね。



いずれにしても、HSPと言っても人によってタイプも度合いもそれぞれ違うので、一概にこうだ というものは無いです。

このブログは、あくまでも私の感性を軸に書いているものですのでご承知くださいね!


Natyの生活で起きること

では、実際に私が生活していて、起きることをいくつか挙げてみました。

◆ 人の感情に左右されるエンパス体質

  • 感情表現しない人がめちゃくちゃ怖い。
  • 複数人で話してて、笑ってない人がいるとものすごく不安になる。
  • 他人のちょっとした行動や言葉で、思ってることを感じ取ったり深読みしてしまう。(勘ぐりすぎてぎこちなくなる。)

◆ 一人の時間が必須(疲れやすい)

  • 休みや一人の時間が無くなると、発狂したくなるほどきつい。
  • 昼休みは職場の休憩所では気が休まらないので、わざわざ外に出て一人になる。
  • 旅行に行っても、公園や自然のある場所など、人の少ない場所で何時間も過ごしがち。

◆ 考えすぎ

  • 些細なことが気になったり傷ついては、心の中でしばらく引きずる。
  • 人と話し終わった後になって「あの時の言い方誤解されてないだろうか」「別の表現のほうがよかったかも」と悩む。
  • 何かに挑戦しようとしても、考えなくてもいい余計なことまで考えすぎて躊躇する。

◆ 刺激に敏感

  • 人混みや騒がしい場所でストレスを感じるとパニック発作を起こす。
  • カフェインを摂りすぎてもパニック発作を起こす。
  • プレッシャーに超弱く、急かされたり注目されるとだいたい失敗する。
  • 霊感は無いけど、人や物のエネルギーを受けやすい。

◆ HSS型HSPあるある

  • 「接客業向いてるね」とよく言われるけど、個人的にはそんなに好きじゃない。
  • 1対1だと結構よく喋るのに、3~4人以上のグループになると話せない。周りを気にし始めて落ち着かなくなる。
  • 勢いで人と会う予定を決めるも、日にちが近づくにつれ行きたくなくなってくる。
  • 1日がかりのイベントに行くと、最初はテンション高いけど、ふと冷静になったときが地獄。
  • 何かに興味を持つと、形から入ろうとしてとりあえずやってみるが、思ったようにいかず1回で飽きてしまう。
  • お酒の席でその場では明るく振舞って社交的なのに、翌日しらふになったときの感情のギャップが激しすぎて、めちゃくちゃ自己嫌悪する。


どうでしょうか。「わかる!」と共感できる項目がある方も結構いるかもしれませんね。

掘り下げると止まらなくなりそうですが、どれも実際に私が生活していて起きたことや感じることでした。


「気にしない性格」に憧れるし、できることなら細かいことを気にしたくない!と思うんです。
だけど性質上、自分ではなかなか簡単には改善できないこともあります。

だけど、HSPでも快適に生きやすくする為にできる行動はたくさんあるはず。

自分を受け入れながらもポジティブに生きられるよう、私も目指してしているので、今後は別の記事でもまたシェアしていきたいと思います!


NatyがブログでHSPのことを書く理由

私はこのブログ上で時々、HSPの話を取り入れたり、自分のことを書いていますが、万人に理解してもらいたい気持ちよりも、どちらかというと「同じような状況の人に知ってもらいたい」という思いで書いています。

なぜなら私も、同じような気持ちの人に出会うと、すごく嬉しくなるし、「私だけじゃないんだ」と思えて安心するから!

「繊細すぎて生きづらいこともあるけど、お互い頑張ろうね」といった気持ちで読者さんを迎えられたらなと思ってます。


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