結婚願望ゼロだった私が結婚して変化したこと5つ

結婚 / 恋愛

私Natyは今年で結婚してから2年が経ちます。

しかし私は昔から、結婚でうまくいかなかった人たちを自分の周りでたくさん見て育ってきたので、以前は結婚に対する期待や憧れといったものが全くありませんでした。

結婚にネガティブな印象しかない、そんな私でしたが今では、

「結婚って意外と悪くないな」

と、むしろポジティブに思うように。


一体なにが私をこんなにポジティブにさせたのでしょうか。

実際に私が結婚をしてみて思ったこと、変化したことをシェアしたいと思います。


ひねくれ者の私が結婚した理由

そもそも、私がパートナーのヨンと結婚したのも、住む国が違うがゆえに、正式に夫婦として婚姻状態でないと、ビザなど一緒に暮らす際にいろいろ不都合が出てくるからというで結婚を決めました。

(とはいえ現在は再び遠距離を余儀無くされていますが・・・。)


もし相手が同じ国に住む人だったり制限無く一緒にいられる状態の人だったら、わざわざ結婚をしなかったと思います。

「紙切れ一枚の契約のようなもの」とか「一緒に暮らして幸せならわざわざ夫婦という形にこだわらなくてもいいんじゃないか?」と、”結婚=法的な書類や手続き” といった形式に違和感を感じていたのです。


いざ結婚すると決まってからも、「何も変わらず今まで通りでいたい」というあまりにも気持ちが強かったので、結婚式や指輪も必要ないと言い張り、家族や友達にも「これは特別な節目なんかではないんだ!」とあえて念を押していました・・・。

今思うと、未知である結婚に対して自信が無く、うまくいかなかったときに傷つかないようにと、どこかリスクヘッジをするように控えめにしていたかった部分もあるのかもしれません。

7割の離婚率と言われる国際結婚。

勢いで決めたものの、これからどうなるのか。未来がまったく想像できませんでした。

もちろん最初から離婚する気で結婚するわけではありません。
だけど、彼と実際に一緒に過ごした期間はごくわずか。

順番は逆なのですが、結婚を大して重大なことだと思っていなかった私にとっては、とりあえずお互いをもっと知るために結婚という手段を選んだのです。


結婚して変化したこと5つ

① 家族との関わりが増えた

10代の頃から自分の親とはあまり近い関係ではなくて、以前はあまり話す機会もなければ一緒に出かけるなんてもってのほか といった具合でした。

一方、夫の母国であるキューバは「家族が一番!」のラテンアメリカ文化。

キューバでは毎日のように「Natyのお母さんは元気?」「家族はどうしてる?」「電話で話した?」と夫から、近所の人からと挨拶のように聞かれます。

「3週間くらい話してないけど、まぁいつもこんな感じだし・・・」なんて答えると、「心配するよ!今週末かけよう!!」と夫から提案されてようやく電話をかける なんてことも。

初めのうちは慣れなくて変な感じだったのですが、何も用がなくても話すという習慣ができると、だんだん家族の存在を身近に感じるように。

次第に私の家族のことまで大事にしている彼の優しさが私の家族にも伝わったようで、突然「私もスペイン語勉強する!」と意気込み出す母。

夫も「Natyの家族と話したいから日本語を勉強したい!」と、私の家族の誕生日には、練習した日本語で彼から直接メッセージを送ったり、まるで自分の親のように私の親まで大事にしてくれています。


また、言葉に多少の壁があっても、私を寛大に受け入れてくれて娘のように接してくれるキューバの家族。

キューバでは、親や兄弟以外の親戚も全部含めて”家族”という意識が強いので、次から次へと現れる家族の登場に驚きつつも、たくさんの新しい家族ができたことを少し嬉しく感じました。


前書きで述べた “結婚” に対する意識同様に、元々 “家族” という存在にもあまり強い意識がなかった私。

だけど、結婚によって、お互いの家族を意識するようになり、家族を大切する彼のおかげで私も、家族に対する気持ちが以前よりポジティブなものになりました。


② 「自分のため」じゃなくて「二人のため」に行動するようになった

以前の自分は何をするにも自分の感情や願望が優先でした。

良くも悪くも自我が強く、自立してはいるのですが、自分の感情だけで生きてしまうと人に対する思いやりが欠けてしまうんですよね。


だけど結婚して人生のパートナーと呼べる存在ができてから、今までは自分一人で決めていたカーテンの色も、夕食のことも、旅行のことも、将来のことも、大事なことは何でも二人にとってのベストを考えるように変化しました。


以前、私は「結婚=自由がなくなる」と思い込んでいました。

だけど実際はそうでもなかった。

あなたが選んだ人が、近い価値観を持った人で、お互いを尊重できる関係であればそんなに悪くないはず。


誰かと一緒に住むことで、「自分だけ」ではなく「二人のために」と考えて行動するようになったことは、私にとって大きな成長でした。


ささいなことなんですが、立ち寄ったパン屋さんで偶然美味しそうなパンを見つけて、「これ彼に買って帰ってあげようかな。」なんて、相手の喜ぶ顔をを思いながら行動したりすると、心から愛情を感じるものです。


③ 安心して本音でとことん話し合える存在ができた

喧嘩になったときに、恋人同士の時は「もういい、別れよう!」って勢い任せに口走りがちだったことも、結婚となるとそれが”離婚”という社会的に重たい言葉に変わるので、ちょっと冷静に踏みとどまるようになります。w

うまくいかないことがあったときにヤケになったり諦めるのではなくて、どうしたら少しでも改善できるだろうかと、少しでも自分たちが生活しやすくなるための改善策を冷静にとことん考えることが、個人的には少し成長しました。

どこかで少しでも妥協点が見つかるまでお互いとことん話し合いになります。絶対諦めずに!
そして、解決にならないかもしれないけど、お互いに思ったことはどんなことでも正直に全部打ち明けます。

また喧嘩しても、同じように諦めず話し合うことを繰り返して、毎回ほんの1歩でも前進できれば十分じゃないかな。


私の場合、仲の良い友達にも話さないことや、自分の頭の中でごちゃごちゃしている感情、なんでもシェアするようにしているので、彼は常に一番の親友でありながら一番の配偶者のような存在です。

結婚してから、諦めずに話し合うモチベーションが増えました。


④ 「既婚者」という言葉の社会的な信頼

「彼氏/彼女です」と紹介するのと、「夫/妻です」と紹介するのとでなんだか社会的な反応が違うように感じました。

本人たちにとっては結婚していてもしていなくても愛する気持ちは同じはずなんですが、夫や妻と言うとシリアスさや重みが増すというか・・・。

社会的なイメージによって受ける対応の変化です。


正式に結婚することで、実際に法的に配偶者という立場の権利が最優先となったり認められることが増えるのは確かなので、そのあたりも踏まえると”配偶者”という立場上の重みを実感することも増えました。


⑤ 困難を乗り越える時の心強さ

どんなに一人がいるのが好きで、一人の方が楽だと思っていても、本当に不安な時や辛い時は心細くて、誰かにそばにいてほしくなるものです。

よく結婚式で送る言葉に、

『悲しみは半分に、喜びは2倍に』

という言葉があります。

困難があっても、一緒に苦しみや痛みを分かち合ってくれる人がいるだけでとても心強く、精神的に支えられます。

私たちも、どちらかがネガティブな時は、もう片方がポジティブな言葉をかけて励ましたりを繰り返し、お互いに支え合ってきました。

一人じゃ立ち上がれなくても、手を差し伸べてくれる人、一緒に歩いてくれる人がいると思うだけで強くなれます。


結婚して2年、今思うこと

あんなに結婚に良いイメージのなかった私ですが、今思えばカップルや夫婦の形というのも人それぞれで、今まで周りの悪い話に影響されて、結婚にネガティブな印象が強くなっていたんだなと感じます。


以前の私のように「結婚なんて」と思っていても、なんだかんだで”結婚する”ってそれなりの覚悟が必要なこと。

その覚悟は、自分でも気づかないうちに自然と”絆”になっていきます。


私たちは現在、遠距離生活だったりと思うようにならない状況に直面したり、100%理想的な生活ではないですが、それでも幸せです。

お互いが元気で生きていて、安心できて、いつも自分のことを想ってくれている人がいるだけで、人の心は何倍も強くなれます。

近くにいたらいたで嫌なところも目につくし、喧嘩もつきものだし、辛いこともあるけれど、同時に”愛情””思いやり”を教えてくれる。


私は結婚してから、自分の新しい一面を知ることができ、以前より人間らしく、温かい人間になれたかなと感じます。


最後まで読んでいただきありがとうございました!


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